TokyoYoshiko’s blog

よしこの1ヶ月 信貴山断食日記

断食13日め

11月7日水曜日 晴れ 本断食10日め 60.4kg

護摩のあと本堂に上がると素晴らしい日の出。奈良盆地に三層の靄がかかっているのが見える。体が軽い。なんだか視力だけ体よりも5センチ前に飛び出ているように感じる。目と目の間をつまんで飴細工のように伸ばした感覚。本堂にローソクとお線香をお供えするのが楽しい。ローソク50円お線香10円。60円は必ず握りしめて行く。樹齢500年の大きな銀杏の木の下を通って帰る。萌黄色の葉と隣のモミジの緋の対比が美しい。梅干し番茶の時に鳥取のおじさんが自分の話を延々とするが脈絡がなくて聞いているのがつらい。部屋に戻って寝る。起きたら15時くらい。たくさん寝た。脳が体を休めようと必死なのかな。友達の夢を見ていたらその人から連絡が来てびっくりする。

他の人は法隆寺に行ったらしい。帰って来たナンシーが今度は葛餅のお土産をくれる。ナンシーは明日帰るのだが泣いて別れを惜しんでくれた。私のような人間に泣いてくれるなんてもったいない。いい人だ。ナンシーは音が色で見えるらしい。人を見た目より声で判別する方が楽と言っていた。わたしは耳ではなく目に来る方で人より大量の情報が目に流れ込んでくる。自分に関係のないことわからなくて良いこと、も視界が拾ってしまいわかってしまうので電車とかがつらい。という話をしたら「わかる、うちの娘がそうなの」とナンシー。この話をわかる、と言った人も初めてだけど娘さんが同じ状態とは。娘さんは電車通学が辛くてサングラスをして下を向いて電車に乗っていたそうだ。わかるぞその気持ち。4733歩